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Perfit「なぜ何かが? なぜこれが?」のレジメ

以前読んでいたParfit, Why Anything? Why This?のレジメもついでに公開。

  • Parfit, Derek (1998). “Why Anithing? Why this?”. London Review of Books 20 (2): pp. 24-27.

https://docs.google.com/document/d/1hyFa9T0ji_y9kHgynEjC-KWIjxMJzKMjEquK5bPeqJA/edit?usp=sharing

この論文は異様な内容でおもしろかった。
ここでパーフィットは「なぜこの宇宙はあるのか?」という問いに答えようとしている。
まずジョン・レスリーという人の「この宇宙は可能なかぎり最善の世界であり、最善であるがゆえに存在する」という主張が参照されるのだが、パーフィットはこれを一般化し、「この宇宙はFという面で特殊であり、Fであるがゆえに存在する」という形式の説明ができないかどうかを模索している。なおこのFに入るものをセレクターと呼ぶ。セレクターの候補として、「無である」「あらゆる可能性が実現している」「エレガントな法則が成り立っている」などが検討される。
この辺は神秘主義に近いギリギリの内容なのだが、説明というものの限界事例としておもしろい。


ちなみに、以下の本で最終的に採用されるのがパーフィット説のバリエーションなので、これを読むとちょっと解説が読める。
世界はなぜ「ある」のか?: 実存をめぐる科学・哲学的探索世界はなぜ「ある」のか?: 実存をめぐる科学・哲学的探索