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状況モデル

先日駒場であった研究会で、心理学の人の物語に関する研究発表を聞いた。状況モデルというのを使った研究がいろいろあるようで、おもしろそうだったので軽く調べてみた。


英語のwikibooksが詳しかった。
http://en.wikibooks.org/wiki/Cognitive_Psychology_and_Cognitive_Neuroscience/Situation_Models_and_Inferencing


あと以下のサーベイはよく参照されてるっぽい。
http://www.nips.ac.jp/fmritms/conference/references/Mano/Zwann1998PB.pdf


状況モデルは、物語文などのテキスト理解にあたって、読者が形成する心的表象であり、テキストがそれについて書いているところの状況のモデルである。書いてあることと、背景知識の両方から状況モデルが形成される。基本的には言語学の状況意味論でいう「状況」に近いものになるようだった(あるいは、フィクションにおける真の議論でいう可能世界の集合と近いもの)。
ただ状況モデルは読者が読み進むにつれて、アップデートされていくものらしい。あともちろん、実験のために想定されたモデルなので、実際には読むスピードを計測したり、内容に関する質問をして、どういうモデルが形成されたか調べるという性格のもののようだ。