http://philpapers.org/rec/DOHCNE
Dohrn, Daniel (2009). Counterfactual Narrative Explanation. Journal of Aesthetics and Art Criticism 67 (1):37-47.
- 1. 説明
- 2. 文学の認識論的背景
- 3. 物語的説明
- 4. 文学における真理
- 5. 問題点
やばい、何を言ってるのか全然わからなかった。個々の主張は何となくわかるがどういう議論なのか。
課題は、フィクションの認知的価値(なぜフィクションが現実世界について教えることができるのか)を説明することにある。
だいたい以下のようなことを言っていることまではわかった気がする。
- 文学は典型的シナリオを呈示する。
- 典型的シナリオの呈示のために、様々な強調のパターンを調律することで、状況を適切に捉えられるようにする。
- われわれは典型的シナリオによって適切な感情的反応などを学ぶ。
- 典型的シナリオに対しては、「他の状況が同じならば」という(厳密な推論に基づかない)一般化による説明が与えられる。
- これは作品が呈示することもあるし、批評的解釈が与えることもある。
- この説明は反事実的条件法のような形をとる。
- 「このキャラクターは家族を裏切った。というのも現代の環境では、人はもはや家族の紐帯によって守られていないからだ」みたいな例があげられていた。
あと、普通の反事実的条件法と違う部分があるみたいな話がされるんだが、その辺はさっぱりわからず。