Berit Brogaard「根本的認識規範としての知的開花」

以下の1本目を読んだ。
Clayton Littlejohn, John Turri編『認識規範』 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

http://philpapers.org/rec/BROIFA-2
Brogaard, Berit (2014). Intellectual Flourishing as the Fundamental Epistemic Norm. In C. Littlejohn & J. Turri (eds.), Epistemic Norms. Oxford University Press.

知的開花[intellectual flourishing]というのはエウダイモニアの認識論版で、知的な徳を身につけ、知的に尊敬され、知的な仲間をつくることなどを含むらしい。
Brogaardさんによると、知的開花こそがもっとも根本的な認識規範で、他の認識規範はそこから派生してくるものだと。知らないことを主張するとかも、それが知的開花を促進すると許されるらしい。
国際会議の際に知的開花を邪魔しないために、どうでもよいことについてささいな嘘をつくみたいな例があがっていた。あまり実践的規範との区別がつかない…。

しかしとにかく言葉の響きがかっこいい。