2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧
フィクションのパラドックスとか、フィクション感情のパラドックスと呼ばれるパラドックスについて。 以下、チャールズはスライムにおそわれるホラー映画を見て、ぶるぶる震えているとしてほしい。通常、このパラドックスはチャールズについて以下の3条件が…
In Other Shoes: Music, Metaphor, Empathy, Existence 上の論文集に入っているFictionality and Imaginationを読んだ。 この論文でウォルトンは、かつて提示した立場の一部を撤回している。わりと大事な論文だ。 ウォルトンはかつて『ごっこ遊びとしてのミ…
意味の限界―『純粋理性批判』論考 ストローソンの『意味の限界』を読んでいる。 少し前に『純粋理性批判』を読んだので、せっかくなので読もうということで読んでいる。 この本の主たるプロジェクトは、『純粋理性批判』の議論を、カントの心理学的記述や当…
Lenman, James (2010). Reasons for action: Justification vs. explanation. Stanford Encyclopedia of Philosophy. http://philpapers.org/rec/LENRFA-3 http://plato.stanford.edu/entries/reasons-just-vs-expl/ スタンフォード哲学事典の記事。5節で「…
http://philpapers.org/rec/WILIAE-2 Williams, Bernard (1979). Internal and External Reasons. In Ross Harrison (ed.), Rational Action. Cambridge University Press 101-113.理由に関する内在主義を擁護し、外在的理由などというものはないという批判…
vanitas004: ファッションの批評誌 ほぼTwitterからの転載だけど残しておく。ファッションの分析美学というのはあまりないのだけど、この論文はそれに取り組むもの。「かっこうがおしゃれだ」という場合のおしゃれ判断の特徴をあつかっている。タイトルもお…
Parfit, Derek (1997). Reasons and motivation. Aristotelian Society Supplementary Volume 71 (1):99–130. http://philpapers.org/rec/PARRAMOn What Mattersも読んでるのだが、そっちよりは短くてわかりやすかったように思う。 理由に関する内在主義とは…
Priest, Graham (2006). What is philosophy? Philosophy 81 (2):189-207. http://philpapers.org/rec/PRIWIP-2プリーストによる、哲学とは何かの説明。ウィトゲンシュタインとデリダ(というかローティ)の哲学観を批判し、哲学は批判だという見解を擁護して…
Bøyum, Steinar (2008). The concept of philosophical experience. Metaphilosophy 39 (3):265–281. http://philpapers.org/rec/BYUTCO目次 序 例をいくつか 美的主張 二次的意味 哲学的経験の訓育 著者によれば、宗教的経験というのがあるように哲学的経験…
Arkonovich, Steven (2013). Varieties of Reasons/Motives Internalism. Philosophy Compass 8 (3):210-219. http://philpapers.org/rec/ARKVORPhilosophy Compassの記事。理由と動機の内在主義のいくつかの定式化とその批判を検討する。目次 1. 背景 2. 考…
“Are there Reasons to be Rational”, in a Festschrift for W. Rabinowicz. (ed. By T. Rönnow-Rasmussen and others.), Lund 2007. http://www.fil.lu.se/hommageawlodek/site/papper/GjelsvikOlav.pdf 合理性はさまざまなことを私たちに課してくる。合理…