2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Jaegwon Kim「説明的知識と形而上学的依存」

説明と理解について勉強するコーナー。これは比較的わかりやすかった。http://philpapers.org/rec/KIMEKA Kim, Jaegwon (1994). Explanatory knowledge and metaphysical dependence. Philosophical Issues 5:51-69.ある出来事eが起きた時、説明はそれがなぜ…

David Davies「ウィルソンの『捉えにくい語り手』を追い払う」

http://philpapers.org/rec/DAVEWE Davies, David (2010). Eluding Wilson's “elusive narrators”. Philosophical Studies 147 (3):387 - 394. ウィルソンに反論している論文。 ウィルソンの論文については↓ George Wilson「文学と映画の捉えにくい語り手」 …

『アーカイブ騎士団006 恋愛SF小説集』kindleでも発売中

恋愛SF小説集 アーカイブ騎士団006 恋愛SF小説集kindle版も出てるのでよろしくお願いします! ↓内容は以下などで 第19回文学フリマの宣伝 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ ↓以下は当日配布したペーパー「一行小説集」です。

George Wilson「文学と映画の捉えにくい語り手」

http://philpapers.org/rec/WILENI Wilson, George M. (2007). Elusive narrators in literature and film. Philosophical Studies 135 (1):73 - 88.物語の語り手に関するもの。一応タイトルには映画も入っているが、文学の話がメインだった。 虚構の物語に…

第19回文学フリマの宣伝

→kindle版も出てます 『アーカイブ騎士団006 恋愛SF小説集』kindleでも発売中 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ 『アーカイブ騎士団006 恋愛SF小説集』 https://c.bunfree.net/p/bunfree19/2082 2014年11月24日 第十九回文学フリマ イ-65 東京流通センター…

John MacFarlane「相対主義」

John MacFarlane, “Relativism”, in The Routledge Companion to the Philosophy of Language, ed. Delia Graff Fara and Gillian Russell (New York: Routledge, 2012), 132-142. http://johnmacfarlane.net/relativism-routledge.pdf 意味論的相対主義に興…

Hopkinsのアウトラインシェイプの定義

ジョン・カルヴィッキ『イメージ』(John V. KULVICKI "Images")前半(1〜5章) - logical cypher scape 描写の哲学の仕事が紹介されるのはよいことだ。描写の哲学は、美学のなかでもここ十年くらいですごく発達した分野だし、例えば表象文化論などをやっ…

科学哲学会「ストーリーはどのような存在者なのか」の発表資料

アップロードしました。スライドなのでこれだけ読んでもよくわからないかもしれないですが一応。 https://dl.dropboxusercontent.com/u/140037/takada-2014-pssj.pdf

科学哲学会発表の宣伝: ストーリーはどのような存在者なのか?

日本科学哲学会第45回大会での発表について宣伝します。11/15(土) 午前の部です。会場は南山大学名古屋キャンパスとなります。詳しくは、科学哲学会の公式サイトを日本科学哲学会 以下内容の紹介。 近年分析美学の世界では物語の哲学が盛り上がっている。200…

Alberto Voltolini「フィクショナルキャラクターの間作品的「同一性」と作品*内同一性」

http://philpapers.org/rec/VOLCIA-2 Voltolini, Alberto (2012). Crossworks ‘Identity’ and Intrawork* Identity of a Fictional Character. Revue Internationale de Philosophie 66:561-576.某氏が以前、フランスの分析哲学雑誌のフィクションの哲学特集…

アミ・トマソンの立場の変更点

トマソンは1999年の著作Fiction and Metaphysicsでフィクショナルキャラクターに関する抽象的人工物説を提示したが、その後2003年の論文Speaking of fictional charactersで微妙に立場をアップデートしている。変えたというか、はっきりどちらを取るとは言っ…

Daniel Z. Korman「抽象的人工物説に反対する曖昧性からの議論」

http://philpapers.org/rec/KORTVA Korman, Daniel Z. (2014). The vagueness argument against abstract artifacts. Philosophical Studies 167 (1):57-71.サイダーの曖昧性からの議論はオーバーキルで、抽象的人工物説も殺してしまうという批判。曖昧性か…

ピーター・ラマルク『物語の不透明性』

The Opacity of Narrative http://philpapers.org/rec/LAMTOO-3 Lamarque, Peter (2014). The Opacity of Narrative. Rowman & Littlefield International.少し前にラマルクの『物語の不透明性』を読み終わった。読んだけど難しくて議論がつかめないので一部…

Michael Jacovides「複合的出来事としての経験」

http://philpapers.org/rec/JACEAC Jacovides, Michael (2010). Experiences as complex events. Southern Journal of Philosophy 48 (2):141-159. http://web.ics.purdue.edu/~mjacovid/Experience.pdf 1. 構成要素 1.1 出来事としての経験 1.2 経験の主体 …

出来事の本質は過去に延びる

Jonathan Bennet『出来事とその名前』を読んでいる。 Events and Their Names pp.69-72の出来事因果に関する時間の非対称性の話がおもしろかったのでまとめる。 あるメッセージの到着が、パーティの終わりの時間を変えたとしよう。 この時、私たちは、メッセ…