分析美学は加速するブックフェアで電子書籍が出てない洋書

ブックフェア「分析美学は加速する──美と芸術の哲学を駆けめぐるブックマップ最新版」 - 紀伊国屋書店新宿南店(2015年9月8日~10月25日)

「分析美学は加速する」ブックフェアがはじまりました。私も今日閉店直前に行きましたがすごい加速度でGがやばかったですね。Gが。
それはそれとして、このブックフェアの画期的なところは、「専門家が誰でもすすめるような標準的な本」を扱ってるところです。特に、誰かのユニークなセンスとかではなく、専門家が後輩に「卒論の参考になる本教えてほしいっスー!」って言われたらすすめるような本しか入ってない。古典と教科書と代表的な論文集とアクセスしやすい日本語の専門書。しかも洋書が半分。でも、これって普通親切な先輩とか、周りに専門家の友達がいないと手に入らない情報ですよね。それが一般書店でたれ流されてるのがやばい。無料のブックレットが32ページあって、こういう情報が満載。あれ?これってぼっちでも、大学に所属してなくても勉強できるチャンスなのでは?
ちなみにこれって真似しようと思えばどの分野でも、専門家さえ集めれば同じようなことができると思うんですよ。そういう意味でも今回の企画がうまくいって次につづけばいいですね。
(うちの分野で一般向けの企画なんて無理と思うかもしれないけど、分析美学だってそもそも一般に人気ある分野ってわけではないよ)


で本題。分析美学に興味をもつ皆さんは紙の本が大好きなので「kindleで買えばよかった」とか微塵も考えないと思うんですが、どれくらいの書籍が電子化されてるかとかそういう学術的な興味でもって以下にリスト化しておきます。電子書籍がない場合のみ紙の本を買うとか、そういうデータ生命体みたいな?シンギュラリティ以後みたいな?グレッグ・イーガンの小説みたいな?人?知性体?が万が一いれば便利なリストということになりますね。
日本語はどうせあんまり電子化されてないので、洋書限定。ちなみにリストにあっても残念ながら並んでいないものあるようですが。