- 作者: James Higginbotham,Fabio Pianesi,Achille Varzi
- 出版社/メーカー: Oxford University Press USA
- 発売日: 2000/04/13
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Krifka, Manfred, "The origins of telicity". In Susan Rothstein (ed.) (1998), Events and Grammar. Dordrecht: Kluwer, 197-235.
http://semantics.uchicago.edu/kennedy/classes/s07/events/krifka98%5Bms%5D.pdf
「達成動詞」などと呼ばれるもの(完了性telicityを持った述語)について、最近の分析。
Krifkaさんはおそらく形式意味論とかそのあたりの言語学系の人かな。かなり形式的・数学的分析が好きな人らしく、「メレオロジーで代数的構造を分析します」というのが売りのよう。部分の概念や隣接の概念や時間的順序関係などをちくちく定義しながら、完了性を定義していく。わりとまじめに読んでるのでなかなか進まない。しかしこういう論文はいいですね。